Thursday, August 25, 2005

蛙が詩を詠む

古今集の仮名序(かなじょ)に

花に鳴く鶯、水に住むかはず(かわず・蛙)の声を聞けば、生きとし生けるもの、いずれか歌をよまざりける。

初心者のための俳句入門講座
朝妻 力
http://www2.ocn.ne.jp/~riki/nyumon/con2.htm

このサイトは丁寧に日本の詩歌の発祥から説き始めてくれて、たいへん勉強になる。「かわず」といえば、「古池や蛙飛び込む水のおと」は有名だが、古今集の序文に「かわず」が登場していることを知って、そこに日本人の心をみた思いがした。

アールヌーボーは、日本の絵画、芸術に触れたパリの芸術家のムーブメントと聞く。当時のパリの人にしてみると、トンボや、虫などは装飾品の題材でありえなかったそうだ。昆虫とか蛙などを自由に美の世界にとりいれた日本の作品は彼らにとって大きな発見であったようだ。

詩歌の始めに、まず、鳥や蛙を取り上げた古今集の序文。その根底に流れるもの。生きとし生きるものすべてに宿る魂は日本人にとっては平等だ。鳥も蛙も詩を詠む。花も草も絵を描く。ロボットも詩を作る。

この古今集の序文はなつかしさに心の琴線が音をたてる。
半月の夜、川のせせらぎに銀の笛が流れていく。

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