Tuesday, August 23, 2005

枕草子:村上の御時

「けろたま亭」第二章 日本文学における蛙の概観 第二節 中古 
では、枕草子「村上の御時~」を第175段としていますが、小学館の日本古典文学全集では第180段でした。参考書の違いですかね。

 村上の御時、雪のいと高う降りたるを、様器(やうき)に盛らせたまひて、梅の花をさして、月いと明かに、兵衛の蔵人に給びたりければ、「月雪花の時」と奏したりけるこそ、いみじう
めでさせたまひけれ。「歌などよまむは世の常なり。かうをりにあひたる事なむ、言ひがたき」とこそ仰せられけれ。
 同じ人を御供にて、殿上に人候はざりけるほど、たたずませおはしますに、炭櫃の煙の立ちければ、「かれは何の煙ぞと見て来」と仰せられければ、見て帰りまゐりて、
  わたつみの沖に漕がるる物見ればあまの釣して帰るなりけり
と奏しけるこそをかしけれ。蛙の飛び入りてこがるるなり。

沖→炭火の燠
漕がるる→焦がるる
帰る→蛙

「けろたま亭」のいうとおり、
カエルという名前の語源には諸説がある。「帰る」という言葉から「カエル」と呼ばれるようになった例もあり、この話の他にも多くの「カエル=帰る」の例が見られる。

「けろたま亭」
http://www.infoeddy.ne.jp/~yamaguti/index.html

Origeinally posted by Nakk

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